Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)はリスティング広告と並ぶ非常に強力な広告サービスです。デジタルマーケティング・デジタル広告を担当している方で知らない人はいないといっても過言ではありません。
今回の記事ではYDAについて詳しく解説していきます。また運用のポイントも紹介していますので、これから運用を始めようとしている方、なかなか成果につながらない方は是非ご覧いただければと思います。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)とは?Googleディスプレイ広告(GDN)との違い
画像引用:https://www.lycbiz.com/jp/service/yahoo-ads/displayads-auc/
Yahoo!ディスプレイ広告とは、LINEヤフー社が提供するディスプレイ広告で、Yahoo!ニュースを含むYahoo!JAPAN関連サイトや日本最大級SNSであるLINEアプリなどにバナー広告やテキスト広告を掲載することができます。現在では「Yahoo! Display Ads」の頭文字を取って、YDAと略されています。以前はYDN(Yahoo! Display Network)でしたが、サービス名称の変更がされています。
またLINEヤフー社と提携するパートナーメディアの広告枠にも配信することができるため、多くのユーザーにメッセージを届けることが可能です。こうした仕組みはアドネットワークと呼ばれていて、Google広告(Adsense)などでも同様のサービスが提供されています。
YDN・Yahoo!プレミアム広告との違い
画像引用:https://www.lycbiz.com/jp/column/displayads-auc/service-information/2021062430161550/
YDNは現在のYDA(運用型)、Yahoo!プレミアム広告は現在のYDA(予約型)に当たります。YDNとYahoo!プレミアム広告が合わさり、YDAが誕生しています。
Googleディスプレイ広告(GDN)との違い
アドネットワークとしてはGoogleディスプレイ広告(Google Display Network:GDN)も世界的に知られている広告サービスで、YDAよりも大規模なネットワークが構築されています。
GDNとYDAの大きな違いとしては大きく「広告枠」と「ターゲティング」が挙げられます。それぞれ独自のパートナーメディアと提携しているため、広告掲載される面が異なり、広告効果に大きく影響を与えます。またターゲティングのためのユーザーデータについても異なるソースとなっているため、精度や粒度が変わっています。
GDNについて詳しくは下記を参照してください。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)運用型と予約型の特徴と違い
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)には運用型と予約型があります。それぞれの特徴について解説していますので、運用型と予約型の違いについても理解をしておきましょう。
YDA(運用型)
運用型とは、広告配信の設定を自由にコントロールでき、入札(オークション)により広告が表示される仕組みを採用しているYDAの広告配信方式を指します。運用型の特徴は下記のようなものが挙げられます。
広告期間や広告予算の設定が自由
広告の審査を通過すれば、いつでも配信を開始することができ、またいつでも終了することができます。数分のタイムラグはあるものの、配信設定のオンオフについては、ほぼリアルタイムで反映されます。
また広告予算は基本的にはキャンペーン単位での日予算管理になっているため、日によって多くしたり少なくしたりも自由に調整が可能です。
クリック課金もしくはビューアブルインプレッション課金
YDA(運用型)は基本的にクリック課金となります。広告の表示(インプレッション)では広告料金は発生せず、広告を見たユーザーがクリックした時点で発生することになります。
2024年現在ではベータ版としてビューアブルインプレッション課金の選択もできるようになっています。ビューアブルインプレッション課金では広告がデバイスの画面に表示された際に広告料金が発生します。
クリック課金とビューアブルインプレッション課金のどちらが設定が適切かについては、広告の目的によって異なるため、それに応じて設定するようにしましょう。
入札制(オークション制)
YDA(運用型)では入札制・オークション制となっています。競合よりも優先して広告を表示させたい、インプレッションを増やしたい場合には、入札単価を上げることで露出の機会を増やすことができます。一方で広告予算は多く掛かる可能性もありますので、注意が必要です。
精度の高いターゲティング
YDA(運用型)を提供しているLINEヤフー社では、膨大な日本国内のユーザーデータを保有しています。ユーザーデータには年齢や性別などの属性はもちろん、インターネット上の行動履歴などが含まれます。これらのユーザーデータは精度の高いターゲティング配信に活用されます。
様々な広告フォーマット
YDA(運用型)ではバナーやテキスト、動画などの広告フォーマットで配信することができます。5Gのような通信技術の発達やスマートフォンやタブレットなどのデバイスの普及により、広告フォーマットが多様化してきています。このようなユーザーに応じた広告フォーマットの展開ができるようになっています。
YDA(予約型)
予約型とは、名前の通りですが、事前に広告枠を購入して配信する仕組みを採用しているYDAの広告配信方式を指します。入札制の運用型と違い、一定数のインプレッションを決められた金額で購入します。そのため、期間や予算などのコントロールを自由に変更することが難しくなります。
YDA(予約型)はLINEヤフー社の正規代理店のみ取り扱いが可能です。広告主が予約型で配信を希望する場合には、広告代理店に依頼しなければなりません。インプレッション単価は広告商品毎に異なるため、商品情報を確認して申し込みを行います。
広告枠を事前に確保
先述した通り、YDA(予約型)は広告枠を事前に確保する形になりますので、自由に配信設定の変更が難しくなります。一方で入札によって単価が高くなることがないので、広告効果の予測がしやすいというメリットもあります。
インプレッション購入
YDA(運用型)ではクリック課金を選択できますが、YDA(予約型)ではインプレッションを購入する形になります。また商品によっては最低購入数(最低申込金額)が設定されていますので、ある程度はまとまった広告予算が必要です。
リリースされた広告商品(メニュー)から選択
YDA(予約型)で提供している広告商品の情報は一定の有効期間が定められています。有効期間後は新商品のリリースがありますので、その情報を元に申し込みを行うことになります。場合によっては商品の提供が終了する場合もありますので、最新版の商品資料を確認するようにしてください。
知っておきたいYahoo!ディスプレイ広告(YDA)のメリット
アドネットワークはYahoo!ディスプレイ広告(YDA)以外にもありますが、YDAに見られるメリットについて紹介します。
Yahoo!JAPANやLINEなど大手アプリ・大手メディアに広告表示ができる
YDAで配信できる広告枠はYahoo!JAPANやLINEをはじめとする信頼性の高い大手アプリや大手メディアが多くなっています。どのようなメディアに広告が配信されるかは広告主にとって重要な要因となりますが、その点は安心して利用できるのではないでしょうか。
中には低品質なコンテンツに広告が表示されてしまうアドネットワークもありますので、レポートなどを確認して十分に気を付けて運用しなければなりません。
国内インターネットユーザーへの大量リーチができる
YDAでは日本国内にしか配信できませんが、Yahoo!ニュースを含むYahoo!JAPANやLINEといった誰もが一度は閲覧・利用したことがあるサイトやアプリに広告を配信することができます。
その他のパートナーメディアについては、随時更新されています。公式サイトで公開されているパートナーメディアは一部になっていますが、実際に配信してみて配信先をレポートで確認することができます。
LINEヤフー社の持つユーザーデータを活用できる
YDAで利用できるのは広告枠だけではありません。LINEヤフー社が持っている膨大なユーザーデータを活用して、広告配信に活用することができます。インターネット上の行動履歴からユーザーの興味関心を推測して、狙ったユーザーにターゲティング配信をすることで、広告効率を高めることができます。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)の入稿規定(画像サイズやテキスト文字数)
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)の入稿規定を広告フォーマットごとに確認しましょう。入稿規定と異なるクリエイティブでは広告を配信することはできません。クリエイティブを作成する際には入稿規定を確認して、入稿時にはスムーズに設定できるようにしましょう。
以下では運用型の入稿規定について紹介しています。
テキスト広告
YDAではテキストのみの広告を入稿することができます。
- タイトル:15文字(全角半角問わず)
- 説明文①:19文字(全角半角問わず)
- 説明文②:19文字(全角半角問わず)
バナー(静止画)を用意しなくても広告配信ができるメリットもありますが、次に紹介するレスポンシブディスプレイ広告があれば設定する必要はないかもしれません。
レスポンシブディスプレイ広告(静止画)
レスポンシブディスプレイ広告ではテキスト+画像もしくは動画で設定が可能です。まずレスポンシブディスプレイ広告(静止画)について入稿規定は以下の通りです。
- 画像アスペクト比 1:1もしくは1.91:1(推奨サイズ 1,200×1,200px|2,400×1,256px)
- 最大アセット数 15個
- 最大ファイルサイズ 10MB(推奨 300KB)
- ファイル形式 .jpg .gif .png
- タイトル 最大5つ:20文字(全角半角問わず)
- 説明文 最大5つ:90文字(全角半角問わず)
- 主体者表記:20文字(全角半角問わず)
レスポンシブ広告入稿タイプには複数素材と固定があります。複数素材を選択した場合には上記の入稿規定となり、固定を選択した場合は画像・テキストとも1つずつしか選択できません。
レスポンシブディスプレイ広告(動画)
続いて、レスポンシブディスプレイ広告(動画)の入稿規定は以下の通りです。
- 動画アスペクト比 1:1もしくは16:9もしくは9:16
- ファイルサイズ 1G以内
- ファイル形式 .mp4 .mov
- 再生時間 最小5秒~最大60秒
- タイトル:20文字(全角半角問わず)
- 説明文:90文字(全角半角問わず)
- 主体者表記:20文字(全角半角問わず)
カルーセル広告
カルーセル広告は複数の画像を横並びにしてフリックすることで切り替わる広告フォーマットです。
基本設定
- LOGOアスペクト比 600×600px
- ファイルサイズ 10MB
- ファイル形式 .jpg .gif .png
- 主体者表記 20文字(全角半角問わず)
- ボタン(選択式)
カード(最低2セット〜最大10セット)
- 画像アスペクト比 1:1(推奨サイズ 1,200×1,200)
- ファイルサイズ 10MB(推奨 300MB)
- ファイル形式 .jpg .gif .png
- タイトル 20文字(全角半角問わず)
- 説明文 40文字(全角半角問わず)
カルーセル広告について詳しくは下記の記事をご覧ください。
バナー広告(静止画)・動画広告
バナー広告(静止画)では下記のサイズが入稿可能です。
アスペクト比 | 推奨ピクセルサイズ (横×縦) | 主な配信先デバイス |
1:1 | 1200×1200px | PC/タブレット端末/スマートフォン |
6:5 | 600×500px | PC/タブレット端末/スマートフォン |
39:5 | 936×120px | PC/タブレット端末/スマートフォン |
728:90 | 1,456×180px | PC/タブレット端末/スマートフォン |
4:15 | 320×1,200px | PC/タブレット端末/スマートフォン |
1:2 | 600×1,200px | PC/タブレット端末 |
32:5 | 640×100px | スマートフォン |
16:5 | 640×200px | スマートフォン |
16:9 | 1,280×720px | PC/タブレット端末/スマートフォン |
動画広告の入稿規定はレスポンシブディスプレイ広告と共通です。
また最新の入稿規定については公式サイトをご確認ください。
使用できる記号や文字については下記をご確認ください。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)ターゲティングの種類
YDAで設定できるターゲティングの種類を紹介します。以下の記事ではより詳細に解説していますので、YDAのターゲティングについてもっと詳しく知りたい方はご覧ください。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)のターゲティング一覧!オススメのターゲティングはコレ
オーディエンス
オーディエンスとは個々のユーザーによって広告を出し分けるターゲティングを指します。インターネット上の行動履歴などを元にした興味関心などはユーザーによって異なるため、ターゲットとなるユーザーにのみ配信されるようになります。
リターゲティング
過去にサイトを訪問したことがあるユーザーに広告を配信するターゲティングを「リターゲティング」と言います。既に商品やサービスに興味を示していることから、YDAの中でもコンバージョンの獲得しやすい施策と言えます。
リターゲティング広告とは?世界一分かりやすく広告配信の仕組みを解説
広告アクションユーザー
YDAの広告に対してクリックや動画視聴、コンバージョンしたユーザーをターゲティングする施策を「広告アクションユーザー」と言います。リターゲティング広告と同様にコンバージョンの獲得に向いているターゲティングとなります。
広告アクションユーザーとは?Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)の新ターゲティング手法と活用方法
高度なセグメント(旧サーチキーワードターゲティング)
高度なセグメントは設定したキーワードに興味を持っている、あるいは検索しているユーザーにターゲティングする施策です。従来はサーチキーワードターゲティングとして利用されていましたが、高度なセグメントという機能に変更されています。
YDAサーチキーワードターゲティングとは?検索ワードでターゲティングして精度の高い広告配信を実現
共通オーディエンス
あらかじめカテゴライズされているユーザーの興味関心から配信したいターゲットを選択する施策は共通オーディエンスと言われています。カテゴリー数は業種・業態によって細かく分かれていますので、配信したいカテゴリーを探して選択することになります。
YDA共通オーディエンス一覧(旧オーディエンスカテゴリー)。興味関心、購買意向、属性・ライフスタイルを一挙公開
その他
その他にもアプリユーザーや類似ユーザーなどのターゲティングもできるようになっています。メールアドレスなどの顧客データがあれば、既存顧客に向けたプロモーション展開も可能です。
プレイスメントターゲティング
プレイスメントターゲティングは、YDAのアドネットワークから特定の配信先を選択して、そのサイトやアプリにのみ広告を配信する施策です。配信先は膨大にあるため、一つずつ取捨選択していくのは難しいです。そのため、特に配信したいサイトやアプリが見つかった際にドメインで検索してプレイスメントの可否を確認すると良いでしょう。
反対に配信したくないサイトやアプリの除外設定も可能です。配信先レポートから効果の悪いドメインが見つかった場合には除外すると良いでしょう。
コンテンツキーワード
コンテンツキーワードは、広告枠のあるコンテンツをターゲティングする施策です。例えば「求人」というキーワードを設定した場合には、求人に関連するコンテンツのある広告枠に配信されます。キーワード毎に効果分析ができるため、効果の良いキーワードは残し、悪いキーワードは削除するなどの改善が可能です。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)出稿までの流れ
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)はオンライン上で申し込みから広告掲載、レポート取得まで可能です。クレジットカードでの支払いも可能ですので、手間が少なく、早ければ当日中にも広告配信をスタートすることができます。
これからYDAを始めようとしている方に向けて、具体的な広告出稿の流れを紹介します。
アカウント開設
YDAを始めるためには、まずアカウント開設を行います。アカウント開設にはYahoo!JAPAN IDが必要になります。事前にYahoo!JAPAN IDを取得しておくとスムーズに進めることができると思います。
キャンペーンの作成
YDAでは大きく「キャンペーン」「広告グループ」「広告」の設定を行います。リスティング広告と類似していますが、それぞれの設定項目が異なるので、しっかりと確認しておきましょう。
キャンペーンの目的を選択
YDAではキャンペーンで目的を設定します。入札戦略や課金形態などに影響しますので、広告の目的に合わせて設定を行うようにしましょう。キャンペーンの目的には下記があります。
- コンバージョン:コンバージョン(購入や問い合わせなど)の獲得を目的にする
- アプリ訴求:アプリのインストールやエンゲージメントを目的にする
- サイト誘導:広告のクリックを目的にする
- 動画再生:動画再生数を目的にする
- ブランド認知:広告表示を目的にする
- 友だち追加:友だちの追加を目的にする
- 商品リスト訴求:複数ある商品の購入や問い合わせを目的にする
キャンペーン名
広告の目的を選択したらキャンペーン名を設定します。キャンペーン名は自由に設定することができますが、後から見ても分かりやすく命名しておくと良いでしょう。
配信設定
配信設定はオンオフを選択できます。設定後にすぐ配信したい場合にはオンで問題ありませんが、配信するタイミングを検討中の場合にはオフにしておきましょう。
1日の予算
1日の予算を設定することで、過剰に配信されることがなくなります。設定した日予算はあくまで目安となりますので、実際に配信される金額と乖離が生じる場合もあります。
掲載期間
広告を配信開始したい日時と終了したい日時を設定できます。終了したい日時がなければ指定しないと選択します。
入札戦略と課金方式
キャンペーンの目的によって異なりますが、YDAでは以下の入札戦略を選択できます。
- コンバージョン最大化
- クリック最大化
- 動画再生数最大化
- 個別クリック単価(拡張クリック単価)
- 友だち追加数の最大化
- ビューアブルインプレッション数の最大化
課金形式ではクリック課金とビューアブルインプレッション課金が選択できます。
広告グループの作成
キャンペーンの作成が完了しましたら、次に広告グループの作成になります。
広告グループ名
広告グループ名は任意の名称を付けることができます。キャンペーン名と同様に、後から見て設定などが分かりやすいようにしておくと良いでしょう。
配信設定
配信設定ではオンオフを選択します。
キャンペーンの設定でオフになっていれば、広告グループがオンでも配信されません。キャンペーンの設定でオンでも、広告グループの設定がオフになっていれば配信はされません。
入札戦略と課金方式
キャンペーンでの設定が踏襲されますが、個別クリック単価などを選択した場合には広告グループ単位で入札単価を設定することができます。
URLオプション
URLオプションは分からなければ設定しないで問題ありません。トラッキングURLやカスタムパラメータを設定することで、Google Analyticsなどの計測ツールで分析ができるようになります。
スマートターゲティング
スマートターゲティングはコンバージョンが獲得できるように最適化する機能で、一定期間の学習後に設定したターゲット以外にも広告が配信されるようになります。
曜日・時間帯
曜日や時間帯を指定して配信することができます。あるいは入札単価の調整をすることもできるため、曜日や時間帯によって広告の強弱をつけることもできます。
デバイス
デバイスでは「PC」「スマートフォン」「タブレット」から配信先のデバイスを指定できます。さらにOS(Android、iOS)やプラットフォーム(サイト、アプリ)を選択することも可能です。
地域
広告を配信する地域を選択できます。反対に配信しない地域の設定も可能です。
地域の設定は都道府県単位、市区町村単位での指定ができ、地図上の指定した地点から半径〇kmという指定も可能です。
性別
性別は男性、女性、不明を選択できます。
年齢
年齢は以下の項目から選択できます。
- 18歳~19歳
- 20歳~24歳
- 25歳~29歳
- 30歳~34歳
- 35歳~39歳
- 40歳~44歳
- 45歳~49歳
- 50歳~54歳
- 55歳~59歳
- 60歳~64歳
- 65歳~69歳
- 70歳以上
- 不明
オーディエンスリスト
オーディエンスリストでは、リターゲティングや共通オーディエンスなどの設定を行います。
サーチキーワード(終了)
サーチキーワードはサーチキーワードリストの選択ができます。サーチキーワードリストはユーザーが検索したキーワードをグループ化したものです。ツール設定から事前に作成しておくとスムーズに進められます。
プレイスメント
プレイスメントリストの選択ができます。リストを事前に作成しておくと良いでしょう。
コンテンツキーワード
コンテンツキーワードリストの選択ができます。リストを事前に作成しておくと良いでしょう。
広告の作成
最後に広告を作成して終了になります。入稿規定を確認しながら、設定を進めてみてください。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)の効果を上げるための運用のポイント
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)は設定次第で広告効果が大きく変わります。正しく設定できていない場合には思ったような効果が得られず、無駄に広告費を使ってしまう結果となるでしょう。
そうならないための運用ポイントを紹介しますので、広告開始前に確認してみてください。
広告の目的を明確にする
まずYDAでは広告の目的を明確にしましょう。キャンペーンでも目的の設定はありますが、コンバージョンなのか、クリックなのか、アプリなのかで結果が大きく異なります。
また広告を配信する前には「どのようなKPIを設定するのか」といった広告評価の指標をしっかりと持っておくようにしましょう。
広告の目的に合わせたターゲット設定をする
ターゲットの設定も目的によって異なります。YDAでコンバージョンを獲得したければ「リターゲティング」や「広告アクションユーザー」で、クリックやインプレッションを獲得したければ「共通オーディエンス」が望ましいと言えます。
コンバージョンを獲得するためにはクリック単価が高くなってもCVRが高いターゲットに広告配信して、クリックやインプレッションを獲得するためには競合との過度な入札を抑えて幅広いユーザーになるべく多く配信することが求められます。
広告クリエイティブを複数パターン検証する
バナー(静止画)やテキストによって、広告効果は大きく変わります。YDAでは訴求の異なる広告クリエイティブを複数用意して同時に配信することで、どちらの方が効果が高いかを検証することができます。
バナーや動画は制作に費用や時間が掛かるため、後回しになってしまうケースも多く見られますが、YDAでの成果を追求するためにしっかりと作っていきましょう。
ランディングページ(LP)を作り込む
YDAの広告リンク先(ランディングページ:LP)で、ユーザーに何を伝えるかで、その後のユーザーアクションは変わってきます。特にファーストビュー(アクセスして最初に表示されるページ範囲)ではユーザーが興味を持つ価値のある情報やアクションにつながる情報をしっかりと盛り込むようにしましょう。
まとめ
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)は日本国内のユーザーに対して広告を配信することができ、LINEヤフー社の持っているユーザーデータを活用できます。YDA(運用型)では自由な配信設定が可能で、誰でも手軽に運用ができるのが大きな特徴です。
ただしYDAで成果を出すためには運用のポイントを抑えておくべきであり、広告費が無駄にならないようにしっかりとした設計が必要になります。これから運用を開始しようとしている方で、お困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください!