日本でのSNS利用者は80%を超え、年々増加傾向にあると言われています。(ICT総研SNS調査結果より)その中でも人気のあるFacebookやInstagramを活用しての広告配信は増加傾向にあるのではないでしょうか。
この記事では、広告代理店がFacebookやInstagramの運用を依頼された際に、クライアントのFacebookページやInstagramアカウントを自社のビジネススイート(ビジネスマネージャー)に連携する方法を紹介します。
Facebookページ・Instagramアカウント連携の前に注意したいこと
まず初めに知っておいていただきたいのは「Facebookアカウント」と「Facebookページ」は違うという点です。
Facebookアカウント:個人が作成するアカウントで実名で登録するのが原則です。
Facebookページ:企業、ブランド、組織、公人・著名人が情報発信できるページです。Facebookアカウントを持っていれば誰でも作成でき、ビジネス向けの機能が使用できます。
広告配信する際には必ず実名で登録したFacebookアカウントからFacebookページを作成していることを確認してください。誤って偽名や会社名のFacebookアカウントからFacebookページを作成しているとアカウント停止になってしまう可能性があります。
また、広告主であるクライアントがビジネススイート(ビジネスマネージャー)を開設していないことから、Facebookページ連携がうまく進まないということがよくあります。
もしビジネススイート(ビジネスマネージャー)を開設していないクライアントであれば、まず初めビジネススイート(ビジネスマネージャー)を開設していただき、アカウント連携に取り組むことで、スムーズな進行が期待できます。
Facebookページ連携・Instagramアカウント連携の方法
FacebookページやInstagramアカウントの連携はクライアントの状況によって連携方法が違います。
まずクライアントの状況を確認し、それぞれに対応した連携方法を行います。(今回の記事で紹介する方法とは違う連携方法もありますが、後々かかるかもしれない手間を最小限に抑える方法を紹介しています。)
- FacebookページとInstagramアカウントの紐づけが完了し、ビジネススイート(ビジネスマネージャー)にも紐づけが完了している。→連携1へ
- FacebookページとInstagramアカウントが未連携、ビジネススイート(ビジネスマネージャー)に紐づけが完了している。→クライアントにFacebookとInstagramアカウントを連携していただいてから連携1へ(FacebookとInstagramアカウントを連携しない場合は、Facebook連携は連携1、Instagram連携は連携2へ)
- Facebookページのみ開設(Instagramアカウントなし)、ビジネススイート(ビジネスマネージャー)に紐づけが完了している。→連携1へ
- Instagramのみアカウントを開設(Facebookページなし)、ビジネススイート(ビジネスマネージャー)に紐づけが完了している。→連携2へ
- Facebookページのみ開設(Instagramアカウントなし)、ビジネススイート(ビジネスマネージャー)を開設していない。→クライアントにビジネススイート(ビジネスマネージャー)を開設してFacebookの紐づけを行ってもらう→連携1へ
- Instagramのみアカウント開設(Facebookページなし)、ビジネススイート(ビジネスマネージャー)を開設していない。→クライアントにビジネススイート(ビジネスマネージャー)を開設してInstagramの紐づけを行ってもらう→ 連携2へ
連携1
代理店からクライアントに連携のリクエストを送ります。
ビジネス設定>アカウント>ページ>ページを追加>Facebookページのシェアをリクエスト>Facebookページ名またはURLを記載
広告にチェックを入れて、アクセスをリクエストします。
クライアントが承認したらアカウント連携完了です。
連携2
広告代理店からリクエストを送ることができないため、クライアント作業となります。
紐づけをしてもらうビジネススイート(ビジネスマネージャー)のビジネスIDが必要になりますので、作業をお願いする前にあらかじめビジネスIDをクライアントに共有しておきましょう。
ビジネス設定>アカウント>Instagramアカウント>パートナーを割り当て
パートナーのビジネスIDを入力>広告をオンにします。
クライアントの作業が完了後、広告代理店のビジネススイート(ビジネスマネージャー)でクライアントのInstagramアカウントを確認できます。
この他にもクライアントにアセットの共有をリクエストする方法がありますが、クライアントアカウントのビジネスID・連絡先の名前・メールアドレスが必要です。
おわりに
FacebookやInstagramの運用を依頼されるとまずクライアントとのアカウント連携がうまく進まないことがよくあります。この記事を参考にして、クライアントがいまどういう状況なのかを確認していただければ、よりスムーズなアセットの連携が可能になると思います。
弊社でもFacebook・Instagramの運用を行っております。お困りのことがありましたら、ぜひご相談下さい。