CVRとは?コンバージョン率・コンバージョンレートを高めるための方法を解説!

CVRとは?コンバージョン率を高めるための方法を解説!マーケティング基礎

CVRの意味が知りたい!」

CVRを改善したいけど、どうすれば良いか分からない…

今回の記事では上記のようなお悩みを持っている方に向けて解説しています。CVRはデジタルマーケティングでは基本的な用語になりますので、よく理解しておくようにしましょう。

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CVR(コンバージョン率/コンバージョンレート)とは?

CVR(コンバージョン率)とは?

CVRとは、コンバージョン率(Conversion Rate)のことで、クリックに対するコンバージョンの割合を表します。100クリックに対してコンバージョン1の場合、CVRは1%となります。

CVRが高いほどコンバージョンが獲得しやすいと言えるため、効率的な集客ができていると言えます。反対にCVRが低いとコンバージョンの獲得により多くのクリックやコストが必要となるため、効率が悪いと言えます。

そのためCVRはデジタルマーケティングにおいて重要な指標のひとつとして考えられており、いかにCVRを高めるのかが成否を分けるポイントとなります。

読み方

シーブイアール

単位

%(パーセント)

同義語

コンバージョン率コンバージョンレートConversion Rate

関連語

  • CV(コンバージョン)
    購入や会員登録など広告の目的となるユーザーアクションのことです。
  • CPA(コンバージョン単価)
    コンバージョン1件を獲得するためのコストのことです。
  • CTR(クリック率)
    インプレッションに対するクリックの割合のことです。

CVR(コンバージョン率)の計算式

CVR(コンバージョン率)の計算式

CVRは以下の計算式で求めることができます。

CVR=コンバージョン÷クリック数×100(%)

計算式から見て分かる通り、少ないクリック数で多くのコンバージョンを獲得できれば、CVRは高くなります。

CVR(コンバージョン率)の目安と目標の決め方

CVR(コンバージョン率)の目安と目標の決め方

CVRが高いか低いかは、ある程度の目安がなければ分かりにくいかと思います。しかしながら、コンバージョンはサイトによって異なるため、CVRの目安となる数値もそれによって大きく異なります。

例えば無料の会員登録であれば、ユーザーにとってのハードルが低いため、CVRは高くなる傾向にあります。一方で有料の会員登録はハードルが高くなるため、CVRは低くなります。有料の金額が高くなるほど、CVRは低くなる傾向にあります。

そのため、CVRの目安というのは言及するのが非常に困難であると言えます。デジタルマーケティングではCVRよりもCPAを重視することが多いため、CVRの目標値を設定するよりも、まず目標となるCPAを考えるようにしましょう。

CPAとCVRの関係

CPAについては以下の計算式で求めることができます。

CPA(コンバージョン単価)=CPC(クリック単価)÷CVR(コンバージョン率)

目標となるCPAはCPCとCVRによって決定されます。CPAは、CPCが低くCVRが高い方が良くなります。つまりCVRが低くてもCPCが低ければ問題ないですし、CVRが高くてもCPCが高ければ改善しなくてはなりません。

目標CPAの決め方

目標CPAはビジネスの利益に換算して決めるようにしましょう。

具体的な例として、10万円の商品やサービスを販売している場合を考えてみます。利益率が30%であれば1つ販売するごとに3万円の利益になりますので、単純にCPAが3万円未満であれば利益がでる計算になります。

CPAを3万円にするためには、CPCが300円であればCVRは1%、CPCが150円であればCVRは0.5%となります。

BtoBのようなコンバージョン(リード獲得)が直接的に利益につながらない業界の場合には、歩留まりから売上に換算することがポイントになります。

大まかなCVRの目安

既にウェブサイトを運営していてGoogle Analyticsなどのアクセス解析ツールを導入している場合には、全体のCVRが分かりますので目安とすることができるかと思います。

一般的にリスティング広告のCVRは1%~3%程度と言われています。キーワードによっても異なりますが、参考程度に考えておくと良いでしょう。

ディスプレイ広告のCVRは0.1%~1%程度になります。ディスプレイ広告でもリターゲティング広告は特にCVRが高い傾向にあります。

CVR(コンバージョン率)を決定する要因と改善するための方法

CVR(コンバージョン率)を決定する要因と改善するための方法

CVRは「ターゲット」「ランディングページ」「広告クリエイティブ」により決定されています。それぞれを最適にしていくことで、CVRの改善につながります。具体的な方法について解説していきます。

ターゲットの精度を高める

興味度の高いユーザーを多く集めることがCVRの改善に重要です。顧客となるユーザーのターゲティング精度をしっかりと高めなくてはなりません。

検索キーワードを変更する

リスティング広告においてはCVRの高い検索キーワードを設定するようにしましょう。商品やサービスと関係のない検索キーワード、あるいはユーザーの検索意図と求めているコンテンツが違っている場合、CVRは低下してしまいます。

リスティング広告の配信レポートからキーワード毎のCVRが確認できますので、改善するタイミングで精査すると良いでしょう。

興味関心や属性・地域を変更する

Google広告やSNS広告では、ユーザーの興味関心や行動履歴をもとに、ターゲティングを細かく設定できます。例えば、Facebook広告やInstagram広告では、年齢や性別だけでなく、「健康やフィットネスに関心がある」といった条件でターゲットを絞り込むことが可能です。このように、適切なオーディエンスに向けた広告配信を行うことで、質の高いユーザーをLPへ誘導し、CVRの向上につなげることができます。

リターゲティング広告の活用

また、「リマーケティング(リターゲティング)広告の活用」も効果的です。サイトを訪れたもののコンバージョンに至らなかったユーザーに対して、追跡型の広告を配信することで、再訪を促すことができます。例えば、ECサイトで商品をカートに入れたまま離脱したユーザーに対し、リマインドする広告を表示することで、購入率を高めることができます。

ランディングページを改善する

ランディングページを改善する

LP(ランディングページ)はウェブサイト訪問者の第一印象を決め、コンバージョンまでの流れを左右する重要な要素です。そのためCVRを大きく左右するポイントのひとつであることは間違いありません。

ページの構成やデザイン、メッセージを工夫することで、ユーザーの関心を引き、行動を促しやすくなります。では、具体的にどのように変更すればいいのかを説明します。

ファーストビュー

まず、ファーストビューの最適化が重要です。ウェブサイト訪問者が最初に目にする部分で「このサービスは自分にとって価値がある」と感じてもらえなければ、すぐに離脱されてしまいます。そのため、キャッチコピーは簡潔でわかりやすく、魅力的なものにする必要があります。

例えば、「業界最安値」や「今だけ〇〇円OFF」といった具体的なメリットを明示することで、訪問者の興味を引くことができます。

また、視覚的にインパクトのあるデザインを採用し、ユーザーの注意を集める工夫も必要です。CTAボタン(Call to Action)ボタンは特に重要で、目立つ色や大きさにし、訪問者がすぐに行動できるように配置します。

訴求ポイントの整理

次に、訴求ポイントを整理することが求められます。訪問者が知りたい情報を素早く理解できるように、サービスのベネフィットを明確に伝えることが重要です。

例えば、「たった5分で完了」「初回無料」「24時間対応」といった具体的なメリットを示すことで、ユーザーが魅力を感じやすくなります。

また、情報を詰め込みすぎると読みにくくなるため、不要な内容は削除し、できるだけシンプルにまとめることがポイントです。

CTAボタン

CTAボタンの最適化もCVR向上には欠かせません。CTAボタンの文言を工夫することで、クリック率を向上させることができます。

「無料で試す」よりも「今すぐ無料で試す」のように緊急性を持たせた方が、ユーザーの行動を後押ししやすくなります。

また、ボタンの色やデザインを変えることで、より目立たせることも効果的です。さらに、一つのLP内に複数回CTAを設置することで、ユーザーがスクロールしても行動の機会を逃さないようにすることが重要です。

信頼性

信頼性を高めることも、ウェブサイト訪問者の行動を促すうえで不可欠です。ユーザーは初めて訪れるサイトに対して不安を感じることが多いため、信頼できる要素を提示することで安心感を与えることができます。

例えば、実際の利用者の口コミや導入実績、受賞歴などを掲載することで、訪問者は安心してサービスを利用しやすくなります。また、「100%返金保証」や「セキュリティ対策済み」といった情報を明示することで、信頼度をさらに高めることができます。

ABテスト

最後に、LPの改善にはA/Bテストを活用することが不可欠です。どの要素がCVRに最も影響を与えるのかを把握するために、異なるキャッチコピーやCTAボタンのデザイン、レイアウトなどを比較し、データをもとに最適化を進めることが重要です。変更後の結果を分析し、継続的に改善を重ねることで、より高い成果を得ることができます。

フォームを改善する

フォームを改善する

LPが優れていてもフォームで離脱するユーザーは、かなりの割合でいることも知っておきましょう。フォームをなるべく利便性の高いものにして、スムーズに送信完了まで進むことができれば、よりCVRを高めることにつながります。

入力項目の削除

まず、フォームの項目数を最小限にすることが基本です。ユーザーがフォームに入力する項目が多ければ多いほど、途中で離脱するリスクが高まります。そのため、必要最小限の情報だけを求め、後から追加情報を求める方が効果的です。たとえば、最初の段階では「名前」「メールアドレス」「パスワード」など、コンバージョンに必要な情報だけを入力させ、登録後に追加情報を求める形にすることが効果的です。これにより、最初のフォーム提出のハードルを下げることができます。

自動入力・補完機能

次に、フォームフィールドの自動入力や補完機能を活用することも、ユーザーの負担を減らすために重要です。例えば、住所入力フォームでは、郵便番号を入力することで住所が自動的に補完されるようにすることで、手間を大きく減らすことができます。また、ブラウザやアプリに保存されている情報を自動的に入力する機能(オートフィル)を活用できるようにすることで、さらにユーザーの負担を軽減できます。

デザインとレイアウト

フォームのデザインとレイアウトをシンプルにすることも重要です。複雑なデザインや項目の配置がユーザーにとって使いにくい場合、入力を途中で止めてしまう可能性があります。フォームは直感的に使えるシンプルなデザインにし、各フィールドには分かりやすいラベルをつけ、何を入力すれば良いのかを明確にします。また、エラーメッセージはリアルタイムで表示し、入力ミスがあればどこに間違いがあるのかをすぐに知らせることで、修正しやすくします。長いフォームの場合は、ステップ形式(1ページごとに項目を表示)を取り入れることで、ユーザーが感じる負担を軽減できます。

入力支援

さらに、入力支援を追加することも効果的です。ユーザーが迷うことの多い項目には、ツールチップ(入力ヘルプ)や入力例を表示することが役立ちます。特に日付や電話番号、住所などのフォーマットが決まっている項目については、具体的な入力例を示すことで、ユーザーが迷わずに入力できるようになります。たとえば、「電話番号」には「例:090-1234-5678」のように、正しい入力方法を示すことで、ユーザーの不安を取り除けます。

フォームステップ表示

また、フォームが長くなる場合は、進捗状況を表示することが重要です。進捗バーやステップインジケーターを表示することで、ユーザーが「あとどれくらいで完了するか」を確認でき、途中での離脱を防ぐことができます。これにより、「あと少しで終わる」と感じ、入力を続けやすくなります。

モバイルフレンドリー(スマートフォン最適化)

さらに、モバイルフレンドリーなフォームデザインも必須です。スマートフォンやタブレットでフォームを入力する際、画面が小さいために入力しづらいことがあります。そのため、フォームはタッチスクリーンで使いやすい大きさに調整し、ボタンや選択肢もタップしやすい大きさに設定することが重要です。また、入力項目ごとに適切なキーボードを表示することで、ユーザーが簡単に入力できるようになります。

セキュリティ強化

ユーザーが個人情報を入力する際に、セキュリティやプライバシーを強調することも大切です。フォームには、SSL暗号化が適用されていることや、プライバシーポリシーへのリンクを表示することで、ユーザーに安心感を与えることができます。特に、クレジットカード情報や個人情報を入力する際には、セキュリティ対策を明示的に示すことが信頼感を高め、CVR向上につながります。

エラー表示

最後に、エラーをリアルタイムで表示することも重要です。フォーム送信後にエラーが発生すると、ユーザーはストレスを感じ、再度入力する意欲を失うことがあります。できるだけエラーは事前に、リアルタイムで通知し、どの項目が間違っているのかを明示的に表示することで、ユーザーが迅速に修正できるようにします。

広告クリエイティブを改善する

広告クリエイティブを改善する

広告クリエイティブはユーザーに対して商品やサービスのイメージを持ってもらうのに重要な要素となります。そのため、広告クリエイティブの訴求ポイントによって、CVRが大きく変化することがあります。

広告クリエイティブは特にターゲットと合致させるように制作すると良いでしょう。性別や年齢、地域、興味関心などによって広告クリエイティブを出し分けることで、より高い広告効果が期待できるでしょう。

まとめ

まとめ

CVRコンバージョン率/コンバージョンレート)はデジタルマーケティングにおいて重要な指標のひとつで、ターゲティングやランディングページ、広告クリエイティブを最適化することで改善することが可能です。

デジタライズラボではデジタルマーケティングに役立つ様々な記事を公開していますので、その他の記事も是非ご覧ください。

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