広告表示オプション(広告アセット)とは?【Google広告、Yahoo広告】広告表示オプションの種類と設定を一覧で解説

広告表示オプションとは?【Google広告、Yahoo広告】広告表示オプションの種類と設定を一覧で解説Google検索広告

Google広告およびYahoo広告の検索広告には「広告表示オプション」があります。広告表示オプションを利用することで、広告効果が引き上げられますので、しっかりと設定しておきたいところです。

しかしながら、広告表示オプションの種類は多数ありますので、全て把握できていない方も多いと思います。またこれから広告を開始する方は、そもそも広告表示オプションが何なのか、どのような種類があるのか、設定する必要があるのかどうかも分かりにくくなっています。

今回の記事では広告表示オプション(広告アセット、広告表示アセット)について知ってもらうべく、基本的なことから具体的な種類まで徹底解説していきます。Google広告とYahoo広告では異なる点も多いので、それぞれ把握するようにしておきましょう。

※2024年2月追記

Yahoo広告の「広告表示オプション」については「広告表示アセット」に名称変更されることがリリースされました。こちらの記事では広告表示オプションとして紹介しておりますが、機能としては変更はありません。

Google広告では「広告アセット」という名称となっております。こちらも機能面は変わりません。

 

  1. 広告表示オプション(広告アセット)とは
    1. 広告表示オプションの費用は無料
    2. 任意の項目で、必須ではない
    3. 設定しても必ず表示されるわけではない
    4. 自動で生成される場合がある
    5. 今後のアップデートにも注目
  2. 広告表示オプションのメリット
    1. クリック率を高めることができる
    2. コンバージョン率を高めることができる
    3. クリック単価を抑えることができる
  3. Google広告の広告表示オプション一覧(広告アセット一覧)
    1. サイトリンク表示オプション
    2. コールアウト表示オプション
    3. 構造化スニペットオプション
    4. 住所表示オプション
    5. 画像表示オプション
    6. 電話番号表示オプション
    7. プロモーション表示オプション
    8. リードフォーム表示オプション
    9. 価格表示オプション
    10. アフィリエイト住所表示オプション
    11. 販売者評価表示オプション
    12. アプリリンク表示オプション
    13. ビジネス情報
  4. Yahoo広告の広告表示オプション(広告アセット)一覧
    1. クイックリンクオプション
    2. テキスト補足オプション(テキスト補足アセット)
    3. 電話番号オプション(電話番号アセット)
    4. カテゴリ補足オプション(カテゴリ補足アセット)
    5. 画像表示オプション(画像アセット)
  5. 広告表示オプションの効果はレポートで検証
  6. 広告表示オプションは、なるべく設定することが推奨
  7. 広告表示オプションが表示されない?!
    1. 審査が承認されているかどうか
    2. アカウント・キャンペーン・広告グループに関連付けられているかどうか
    3. レポートで数値が反映されているかどうか
    4. 広告ランクが十分に高いかどうか
  8. まとめ

広告表示オプション(広告アセット)とは

広告表示オプションとは

広告表示オプションとは、検索広告における通常の広告文(見出し・説明文)に加えて、テキストやテキストリンクなどを表示することのできる機能です。現在主流となっている検索広告フォーマットのレスポンシブ検索広告では見出し30文字が15個、説明文90文字が4個のみとなっています。しかし、広告表示オプションを設定することで、さらに訴求する内容を増やすことができます。

Google広告では「広告アセット」という名称に変更されていますが、本記事内ではほぼ同じものと考えていただければと思います。

広告表示オプションの費用は無料

ご存じの方も多いと思いますが、広告表示オプションの設定は無料です。設定や広告の表示に対して追加で広告費が掛かることはありませんが、クリックされた場合には広告の見出しがクリックされた時と同様に料金が発生することになります。

任意の項目で、必須ではない

検索広告を掲載する上では見出しおよび説明文の設定は必須となりますが、広告表示オプションは必須ではないため、設定しなくても広告の配信は可能です。そのため、設定していない広告主・広告代理店も多いように思いますが、広告の効果に大きな影響を与えるため、できるだけ対応をしておくことを推奨しています。

設定しても必ず表示されるわけではない

注意しなければならない点として、広告表示オプションは必ず表示されるわけではないということが挙げられます。そのため、ユーザーに対して必ず伝えたいメッセージがあれば、見出しまたは説明文で設定をして固定表示をしておくようにしましょう。

特に広告ランクが低い場合には表示されにくいものとなっていますので、広告の品質を高く維持するようにしてください。

自動で生成される場合がある

Google広告の広告表示オプションは自動で生成される場合があります。自動生成はデフォルトでオンになっているため、もしも表示させたくない場合にはオフに変更する必要があります。

自動生成の機能をオフにするためには広告管理画面の「アセット」から「詳細」をクリックして「アカウント単位の自動生成アセット」を選択します。さらに「詳細設定」から該当の項目をオフに切り替えます。

今後のアップデートにも注目

広告表示オプションの機能がリリースされてから、数々のアップデートがされてきました。当初は種類も少なかったのですが、現在では10種以上にも増えています。今後もアップデートはあると思いますので、最新の情報をキャッチしておくことは非常に重要です。

広告表示オプションのメリット

広告表示オプションはできるだけ設定しておくことが推奨されています。その理由としては広告効果の向上ですが、具体的には以下のような効果が期待できます。

クリック率を高めることができる

広告表示オプションを設定することで、クリック率(CTR)の改善が期待できます。テキストや画像が追加されるため、伝えられる情報が多くなるということもありますが、単純に広告枠が大きくなり、視認性が高まることもCTRが高まる理由として考えられます。

コンバージョン率を高めることができる

広告表示オプションによりコンバージョン率(CVR)も改善する可能性があります。例えば、サイトリンク表示オプションはユーザーが求めるページにスムーズにアクセスできるため、購入や問い合わせにつながりやすくなります。また電話番号表示オプションでは検索結果から直接電話につなげられるため、ユーザーの利便性も高く、CVRの向上が期待できます。

クリック単価を抑えることができる

広告表示オプションを設定することで、広告ランク(掲載順位)を上げることができます。これは広告ランクを決定する要因のひとつに広告表示オプションがあるためです。つまり検索広告の上位に表示されやすくなるため、クリック単価(CPC)を抑えることにつながります。

Google広告の広告表示オプション一覧(広告アセット一覧)

Google広告の広告表示オプション一覧は以下の通りです。(Google広告では広告アセットと呼ばれています。)

サイトリンク表示オプション

サイトリンク表示オプション

画像:サイトリンク アセットを作成、編集する

サイトリンク表示オプションは、クリックできるテキストを追加できる広告表示オプションです。サイトリンク表示オプションで設定する項目は以下になります。

  • 見出し:半角25文字
  • 説明文①:半角35文字
  • 説明文②:半角35文字
  • 最終ページURL
  • URLオプション
  • スケジュール:開始日、終了日、曜日と時間帯

コールアウト表示オプション

コールアウト表示オプション

コールアウト表示オプションは、広告テキストを追加できる機能です。サイトリンク表示オプションとは異なり、クリックしてページに遷移させることはできません。

設定項目は下記の通りです。

  • コールアウトテキスト:半角25文字
  • スケジュール:開始日、終了日、曜日と時間帯

構造化スニペットオプション

構造化スニペットオプション

構造化スニペットオプションは、商品の特徴やブランドのラインナップなどの項目を追加できる機能です。以下のヘッダーを選択して、半角25文字以内で複数のテキストを設定していきます。

  • おすすめのホテル
  • コース
  • サービス
  • スタイル
  • タイプ
  • ブランド
  • モデル
  • 学位プログラム
  • 周辺地域
  • 設備
  • 到着地
  • 番組
  • 保険の保障

ヘッダーとテキストの内容が合っていないと不承認となりますので、注意が必要です。

住所表示オプション

住所表示オプション

住所表示オプションは、店舗の住所情報を追加できる機能です。Googleビジネスプロフィールへの登録が必須になりますので、まだ作成していない方は対応を進めてみてください。

Googleビジネスプロフィールについて

住所表示オプションを利用することで来店コンバージョンの計測もできるようになります。詳しくは関連記事をご確認ください。

画像表示オプション

画像表示オプション

画像表示オプションは、検索広告に画像を追加できる機能です。画像表示オプションを利用するために必要な要件がありますので、Google公式ヘルプを確認するようにしてください。

画像表示オプションで設定できる画像は以下の通りです。

  • 正方形(推奨:1,200×1,200px)※必須
  • 横長(推奨:1,200×628px)

電話番号表示オプション

電話番号表示オプション

電話番号表示オプションは、名前の通り電話番号を表示させる機能です。スマートフォンなどではタップすることで、そのまま通話につながりますので、わざわざ広告リンク先に遷移して番号を確認する必要もなく、ユーザーの利便性が高まります。

曜日と時間帯でのスケジュール設定が可能ですので、店舗の営業時間は表示させておく設定にしておくと良いでしょう。

プロモーション表示オプション

プロモーション表示オプション

プロモーション表示オプションでは、セールやキャンペーンの情報を追加できる機能です。年中行事や割引額・割引率などの設定をすることで、ユーザーにキャンペーン情報をアピールすることが可能です。

リードフォーム表示オプション

リードフォーム表示オプション(検索結果)

リードフォーム表示オプションでは、検索結果から直接お問い合わせすることのできるフォームを表示させることができます。リードフォーム表示オプションがクリックされると以下のようにフォームが開きます。

リードフォーム表示オプション(フォーム)

フォーム入力が完了すると、サンクスメッセージが表示されます。

リードフォーム表示オプション(完了)

リードフォームの設定についても要件がありますので、下記の記事を参考にしてください。

価格表示オプション

価格表示オプション

価格表示オプションでは、複数のプランや商品の価格を表示させ、クリックすることで該当のページに遷移させることが可能です。0円という設定も可能ですので、無料の資料請求や会員登録でも利用が可能です。

アフィリエイト住所表示オプション

アフィリエイト住所表示オプション

アフィリエイト表示オプションは、広告をしている商品を扱っている最寄りの小売店の情報を追加できる機能です。Google広告で用意された小売りチェーン店のみを選択することができますので、取り扱っている店舗が選択肢にない場合には設定ができません。

販売者評価表示オプション

販売者評価表示オプション

販売者評価表示オプションは、ユーザーの評価(口コミやレビューなど)を表示できる機能です。この機能は自動的に追加される機能になりますので、管理画面上の設定は必要ありません。しかし表示には一定の要件をクリアしている必要があるため、Google広告ヘルプページを良く確認するようにしてください。

アプリリンク表示オプション

アプリリンク表示オプション

アプリリンク表示オプションは、アプリストア(Google StoreまたはApp Store)へのリンクを追加する機能です。アプリのダウンロードやリテンションに効果的です。

ビジネス情報

ビジネス情報を設定することで、ビジネス名やロゴを広告に表示させることができます。

Yahoo広告の広告表示オプション(広告アセット)一覧

Yahoo広告の広告表示オプションはGoogle広告よりも少なくなっています。またGoogle広告と同じ広告表示オプションを後追いで追加されているため、名称が異なるだけで機能としては同じようなものとなっています。

クイックリンクオプション

クイックリンクオプション

画像:下記の参考記事より引用

クイックリンクオプション(クイックリンクアセット)は、テキストリンクを追加する機能です。Google広告のサイトリンク表示オプションと同じもので、入稿規定についても変わりがありません。

  • 見出し:半角25文字
  • 説明文①:半角35文字
  • 説明文②:半角35文字
  • 最終ページURL
  • URLオプション
  • スケジュール:開始日、終了日、曜日と時間帯

テキスト補足オプション(テキスト補足アセット)

テキスト補足オプション

画像:下記の参考記事より引用

テキスト補足オプション(テキスト補足アセット)は、商品の情報を補足するためのテキストを追加できる機能です。Google広告ではコールアウト表示オプションに該当します。

電話番号オプション(電話番号アセット)

電話番号オプション

画像:下記の参考記事より引用

電話番号オプション(電話番号アセット)は、検索広告に電話番号を表示させることができる機能です。スマートフォンでは検索結果から通話につなげることができる点についても、Google広告と同様です。

カテゴリ補足オプション(カテゴリ補足アセット)

カテゴリー補足オプション

カテゴリ補足オプション(カテゴリ補足アセット)は、補足カテゴリーと補足内容を追加できる機能です。Google広告では構造化スニペットという名称となっています。補足カテゴリーは以下から選択する形となっており、こちらの設定もGoogle広告のヘッダーと共通となっています。

  • おすすめのホテル
  • コース
  • サービス
  • スタイル
  • タイプ
  • ブランド
  • モデル
  • 学位プログラム
  • 周辺地域
  • 設備
  • 到着地
  • 番組
  • 保険の保障

画像表示オプション(画像アセット)

2024年にはYahoo検索広告でも画像表示オプション(画像アセット)がリリースされました。検索広告に連携した画像が表示されるようになります。利用可能な画像サイズは以下の通りです。

  • アスペクト比1:1でピクセルサイズが300×300px以上
  • アスペクト比1.91:1でピクセルサイズが600×314px以上

画像内にテキストが含まれている場合には審査に通らない可能性がありますので、注意してください。

広告表示オプションの効果はレポートで検証

広告表示オプションの効果はレポートで検証

広告表示オプションのレポートでは、表示回数やクリック数、コンバージョン数など一般的な数値を広告管理画面から確認することが可能です。どのような広告表示オプションが、どのくらいの成果につながったのかを確認して、改善していくことも重要です。

広告表示オプションは、なるべく設定することが推奨

広告表示オプションは、なるべく設定することが推奨

繰り返しになりますが、Google広告でもYahoo広告でも広告表示オプションはできるだけ設定することを推奨しています。広告効果が高められる、かつ無料でできるということを考えると、多くの広告主にとって設定しないという選択肢はないのではないでしょうか。

サイトリンク(クイックリンク)・コールアウト(テキスト補足)・電話番号・構造化スニペット(カテゴリー補足)については、GoogleとYahooで同じような入稿規定となっており、設定も簡易であるため、広告表示オプションの中でも特にオススメの機能です。

広告表示オプションが表示されない?!

もしも広告表示オプションを設定していても表示がされない場合には以下をご確認ください。

審査が承認されているかどうか

広告表示オプションは通常の広告クリエイティブとは別に審査がされています。そのため広告文の審査が通っていても、広告表示オプションの審査は落ちてしまっている可能性があります。

アカウント・キャンペーン・広告グループに関連付けられているかどうか

広告表示オプションはアカウント単位、キャンペーン単位、広告グループ単位で関連付けることができます。該当箇所に広告表示オプションが関連付けされているかどうかを確認してみましょう。

レポートで数値が反映されているかどうか

ご自身で実際に検索したときに表示されていなくても、レポート上には数値が反映されている場合もあります。その場合は、広告表示オプションの設定は問題ないはずですので、検索のタイミングやデバイスなどを変えて検索しなおしてみてください。

広告ランクが十分に高いかどうか

先述した通り、広告表示オプションは必ず表示されるわけではありません。十分な広告ランクが必要であり、また設定したものが全て表示される保証もありません。広告効果の上昇が見込める場合に表示がされますので、ご留意ください。

まとめ

広告表示オプションは種類が多いので、初めて検索広告に取り組む方や慣れていない方は大変に思われるかもしれません。しかし広告ランクに関わるということもあり、非常に重要な設定であることも否定できません。

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